Biot (ビオット)

Biot

6.Biot (ビオット)
ニースとカンヌに挟まれ、少し山側に入った高台にある鷲の巣村がビオットです。現在ではガラス工芸の村として知られています。この村にはフランスに3館しかない画家の名を冠した国立美術館の1つである国立フェルナン・レジェ美術館があります。彼の死後弟子でもあったナディア夫人が彼の作品を世に知らしめるため創設し、後に国に寄贈したのがこの美術館です。中庭側壁面に展示された、もとはドイツ・ハノーバーの競技場のために彼がデザインした巨大なモザイク画が圧倒的な迫力で来館者を迎えてくれます。第一次大戦に従軍し大砲などの兵器の機械美に魅せられ、第二次大戦中過ごしたアメリカでは都市建築に美を見出し画法としては、立体キュービズム(cubisme )からパイプのチュービズム(tubisme)に移行したりと変化していきます。来館者は夫人が意図した通り、絵画、版画、モザイク、ステンドグラス、陶器、オブジェと多才な彼の作品を時代順につぶさに鑑賞できます。色鮮やかな大きなオブジェがいくつも置かれている中庭のオープンカフェでは南仏の明るい日差しのもと作品を眺めながら軽い食事もできます。

もとはドイツの競技場に予定していたもの 駐車場側にも大きなモザイク画が ①〝7月14日”1914年制作 ②〝アダムとイブ”1934年制作 ③〝4人の自転車乗り”1948年制作 ④〝建てる人”1950年制作 陶板 ナディア夫人 ステンドグラス ビオットの町にはガラス工芸の店が軒を並べています

メモランダム:最近フランスでは作品の撮影が許される美術館が多くあります。このレジェ美術館も許されています。比較的観覧者の少ない中で写真撮影をしながらゆっくり鑑賞できました。特に絵画以外のモザイクと陶板画(?)の美しさには驚き感動しました。中庭のオープンカフェでの昼食はほかに人もほとんどおらずまさに至福の時でした。ただ芝生に寝そべったりオブジェと写真を撮ったりと時間を取り過ぎ鑑賞しきれず4年後に再訪しました。ナディア夫人に感謝。
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